沖縄や鹿児島で生息する、食べると死亡するかもしれないウモレオウギガニというカニが和歌山沖で発見されました。
これも温暖化の影響で南の暖かい地域に生息するはずの生物が、涼しいはずの北よりで発見されました。
最近、いままで鯛が採れなかった海でも鯛が採れるようになった話もききました。
今後も、暖かい地域にしか生息しないはずの生物が、温暖化で、涼しかったはずの地域にも生息地域を拡大または移動してくると思います。
小さな生物が移動すると、その小さな生物を捕食している中型の生物が小さな生物を追いかけて北へ移動していき、その中型の生物を食べていた大型の生物も北へ移動してくると思います。
そうなると、今まで保たれていた生態系のバランスが大きく崩れてしまいます。
北海道で採れていた美味しいカニが、より北へ移動すると、日本の海域から外れ北海道で採れていたはずのカニが採れなくなってしまいます。
そうなると、カニ漁をしている漁師さんの仕事がなくなります。
温暖化の影響をうまく利用して、南国の地域ででしか栽培できなかったパパイヤやマンゴを栽培する地域もでてきたようですが、生態系のバランスが崩れることで、地球の環境も変化してくると思います。
動物だけでなく植物も暖かい地方から、涼しかった地方へ移動しています。
鳥が移動すると、鳥の糞に混ざった種が発芽し植物も大きく移動する事になります。
このような小さな事を繰り返して、地球がいままでの地球ではなくなっていきます。
涼しい地方へ移動することで、命をつなげる事が出来るのは、まだましな話で、移動を余儀なくされても環境に馴染めないと絶滅してしまいます。
暑さに弱い小さな生物や植物からの絶滅が始まり、次にその小さな生物や植物を捕食していた中型の生物が絶滅していきます。
そのうちに、食料が不足すると食品の値段が上がります。
食糧不足は、経済に大きく影響します。
エンゲル係数が高い家族が増すことで、どんどん不景気になっていきます。
食料が採れているうちは、まだましな話なのかもしれません。
ここまで悪い状況に追い込まれる前に、温暖化の防止策を各国が真剣に考えなければいけない時期に来ています。
先進国だけでなく、発展途上国にも温暖化防止に取り組んでもらいたいです。