児童虐待から子供を守るために親権を最長2年間停止できるようになるそうです。10年間で児童虐待相談は10倍の4万4千件に増えているということです。親権停止の申し立ては親族、検察官、児童相談所所長に児童本人も可能になるそうです。
親権喪失に至ったのは2年間で12件だそうですが、申し立てに本人も加わるので今まで以上に親権を失う親が増えると思います。
虐待で命を失う幼い子供のニュースも時々見ますが、その度にみなさんも心を痛めている事と思います。虐待が発覚し問題になった時に、心を改めると誓う親でも、その後も虐待が続くケースがあると思います。体に傷が残るような虐待の仕方ですと証拠があり児童虐待の問題にできますが、体に傷が残らない虐待の仕方だと、親ではない部外者が児童虐待の問題のケースになかなか出来ない場合があると思います。
虐待で一番傷を負うのは子供ですから、まず第一に本人である子供の意志を確認することが重要だと思うので、今回、児童本人が親権停止の申し立てが可能になることは非常に良い事だと思います。
問題は、申し立てを出来ないと思われる幼児が虐待の対象になっている場合です。
児童虐待を減少させる為にも、その近所や地域の連携が今後も重要であることに違いはないと思います。
しかし、児童本人が直接自分の親の親権を停止させたいと願うような事は、とても残念な事だと思います。
虐待が有った場合は、児童のカウンセリングも大事ですが、その親のカウンセリングも大事だと思います。児童虐待の一番の原因は親のストレスから来るものだと思います。
愛する子供までも虐待してしまうほどのストレスを負っている親の心のケアも大事だと思います。
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いじめ対策いじめ病)